パナソニックのドラム式洗濯機が突然故障してしまい、乾燥フィルター部分に水が溜まるようになった…。そんな経験をした私が、実際に公式サイトから修理依頼を行い、ヒートポンプ交換まで至った流れを詳しくお伝えします。
購入から5年、毎日洗濯〜乾燥までフル稼働させてきた結果、部品の寿命は予想以上に早く訪れました。自分で乾燥フィルターや乾燥経路を掃除しても改善せず、最終的には5万円の修理費を支払うことに。
この記事では、修理依頼の具体的な手順、費用や日数の目安、故障の原因、そして日々のお手入れに欠かせない「掃除ブラシ」の活用法までを網羅しています。
これから修理を検討している方や、長く快適に使いたい方にとって役立つ情報が詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
パナソニック ドラム式洗濯機の故障修理依頼の流れ
パナソニック ドラム式洗濯機の故障修理依頼の流れについて解説します。
それでは、順を追ってお話ししていきますね。
①公式サイトから修理依頼する方法
私が実際に修理依頼をした時は、まずパナソニックの公式ホームページから手続きを始めました。
公式サイトには「修理のご依頼」という専用ページがあり、そこからオンラインで申し込みが可能です。
ページに入ると、まずは製品カテゴリの選択から始まります。今回は「洗濯機」を選び、その中からドラム式を選択しました。
②型番入力と不具合診断の流れ
次のステップでは、洗濯機の型番を入力します。型番は本体の前面やドア付近、または取扱説明書に記載されています。
型番を入れると、公式サイト上で不具合の内容を選択する質問形式の診断が始まります。
今回の私の症状は「乾燥フィルター部分に水がたまる」でしたので、その旨を回答フォームに入力しました。
すると画面には「この症状はお客様自身で解消できません。修理依頼が必要です」と表示され、そのまま依頼フォームに進みました。

もし軽いエラーの場合は、公式からセルフメンテナンス方法が案内されますが、今回は即修理判定でした。
③見積もりと修理日程の決め方
症状を入力すると、ざっくりとした修理費用の目安が表示されます。
この段階では正確な金額は出ませんが、今回のケースでは「5万円程度」と案内されました。
それを見て、「うわ…高そう」と思いつつも、放置すればさらに悪化する可能性もあるので、修理依頼を続行しました。
希望日程はカレンダーから選べます。私は2週間後の土曜日午後を選択しました。
申し込み完了後は、登録メールアドレスに確認メールが届き、日程変更が必要な場合は改めて調整できます。
④修理当日のやり取りと流れ
修理当日は、午前10時ごろに担当作業員の方から電話がありました。「予定の時間に伺いますのでよろしくお願いします」とのこと。
来訪後、症状を説明すると、作業員さんは本体を開けて内部をチェック。結果は「ヒートポンプの故障」でした。
メーカー保証も延長保証も切れていたため、修理費用は自費。ヒートポンプの交換で約5万円との見積もりでした。
毎日洗濯・乾燥していることを話すと、「この使い方だとヒートポンプは5年くらいで寿命が来ますね…」と説明されました。
その場で修理をお願いし、作業は1時間半ほどで完了。支払いは現金・カード両方対応でした。
故障の原因と日常の使用頻度の関係
故障の原因と日常の使用頻度の関係について解説します。
それでは、私の体験談を交えながら順番にご紹介していきますね。
①毎日乾燥まで使う場合の影響
パナソニックのドラム式洗濯機は乾燥機能が便利すぎて、つい毎日使ってしまいますよね。
私の家でも、洗濯から乾燥までフルコースで1日1回は必ず回していました。
しかし、メーカーの修理担当者いわく「毎日乾燥まで回すと、ヒートポンプは約5年以内で寿命が来るケースが多い」とのこと。
特にヒートポンプは熱交換や乾燥工程の要であり、高温と湿気を繰り返し受けるため劣化しやすい部品です。



日常的に乾燥までフルで使う方は、消耗スピードが早まることを覚悟したほうがいいですね。
②ヒートポンプ寿命と使い方
今回の我が家のドラム式洗濯機の故障原因は、ヒートポンプの故障でした。
ヒートポンプは冷媒と熱交換器を使って温風を作り出す部品で、乾燥性能に直結します。
使用頻度が高いと内部の汚れや湿気がこびりつき、効率が低下し、最終的には故障に至ります。
修理担当者からは「ヒートポンプは構造的にユーザーが分解清掃できない部分が多く、内部清掃はプロの分解整備が必要」と説明されました。



私も今回、修理を依頼する前に乾燥フィルターや乾燥経路を徹底的に掃除しましたが、それでも改善はしませんでした。
③フィルターの詰まりが招くトラブル
フィルターの詰まりは、乾燥性能低下や水漏れなどさまざまなトラブルの原因になります。
乾燥フィルターが目詰まりすると、乾燥経路に水分が残りやすくなり、乾燥後に水が溜まる症状が出やすくなります。
私も過去に、排水フィルターの掃除を怠ったせいで水漏れを起こしたことがあります。
乾燥経路に溜まったホコリが排水フィルターに落ち、排水が追いつかず床に水があふれました。
これを機に、乾燥経路は乾燥を使うたびに専用の掃除ブラシで掃除するようになりました。


乾燥経路の掃除に必須のお掃除ブラシはここからチェック


④我が家の故障の原因例
今回のヒートポンプ故障は、毎日乾燥を使っていた使用頻度の高さと、内部に蓄積した汚れの複合的な影響だと考えられます。
自分で乾燥フィルターも分解して掃除しましたし、乾燥経路も専用ブラシでゴシゴシしましたが、結局は直せませんでした。
修理担当者も「ここまで掃除しても直らない場合は、内部部品の故障が原因です」とはっきり言っていました。
正直、部品交換費用は痛い出費ですが、乾燥機能なしでは生活が回らないため、今回は修理を選びました。



日常的に乾燥を使う方は、ヒートポンプの寿命と日々のメンテナンスの重要性を意識しておくべきだと思います。
掃除ブラシを使ったお手入れ方法
掃除ブラシを使ったお手入れ方法について解説します。



この部分は、私が実際に試して効果があった方法をベースにしています。
①乾燥フィルター乾燥経路の掃除
乾燥フィルターは乾燥機能を使った後、必ず毎回掃除するのが基本です。
フィルター表面のホコリを手やティッシュで取るだけでなく、奥の乾燥経路部分までしっかり掃除することが大切です。
私の場合、「ドラム式洗濯機用乾燥経路掃除ブラシ」を使っています。
ブラシの先端が細長く、経路奥まで届く形状なので、奥の固まったホコリもゴッソリかき出せます。


②排水フィルターの掃除方法
排水フィルターは忘れられがちですが、ここが詰まると最悪水漏れを引き起こします。
本体下部にある小さな扉を開け、フィルターを回して取り外します。
外したフィルターは水で洗い流し、ブラシで細かい汚れを落とします。
フィルター周囲の排水溝部分にも髪の毛や糸くずが絡まっていることが多いので、ピンセットや綿棒を使ってきれいにしましょう。
私は過去にここを放置して水漏れを起こした経験があるので、今では2週間に1回は必ず掃除しています。






③洗濯槽洗浄の頻度とやり方
パナソニックの修理担当者からは「月1回は必ず洗濯槽洗浄をしてください」とアドバイスを受けました。
我が家が使っているおすすめの洗濯槽クリーナーはこちら↓


槽洗浄モードを使い、専用の洗濯槽クリーナー(酸素系または塩素系)を投入して運転します。
酸素系は臭いが少なく、塩素系は除菌力が高いですが独特の匂いがあります。
使用頻度が高い家庭では、酸素系を2回に1回は塩素系に切り替えるとカビやぬめり防止に効果的です。
金額は少し高いですが、パナソニックから出ている洗濯槽クリーナーは汚れがごっそり落ちると評判です↓



洗浄後は必ずドアを開けて乾燥させるのも忘れないようにしましょう。
故障を防ぐために意識したい習慣
故障を防ぐために意識したい習慣について解説します。
これらを意識することで、パナソニックのドラム式洗濯機を長く快適に使えます。
①月1回の洗濯槽洗浄
修理担当者からのアドバイスで一番強調されていたのが、この洗濯槽洗浄です。
月1回、槽洗浄モード+専用クリーナーを使って、カビやぬめりを防ぎましょう。
特に乾燥機能を日常的に使っていると、湿気と温風の影響で槽内環境が悪化しやすくなります。
槽洗浄後は必ずドアを開け、槽内部を乾燥させることで再発防止になります。
この習慣を守るだけで、部品やパッキンの劣化を遅らせることができますよ。
②乾燥使用後のフィルター掃除
乾燥後のフィルター掃除は、その日のうちに必ず行うのが鉄則です。
フィルターにホコリが残ったままだと、乾燥効率が落ちるだけでなく、ヒートポンプや内部配管への負担が増します。
私は乾燥終了後、乾燥フィルターを外してホコリを取り、さらに乾燥経路をブラシで軽く掃除しています。
このひと手間で、乾燥後に水が溜まる症状をかなり予防できます。
慣れると数分で終わるので、習慣化するのがおすすめです。
③使用頻度を見直す
毎日乾燥までフルで使うと、部品の消耗が早くなります。
可能であれば、休みの日や天気が良い日は乾燥機能を使わず外干しに切り替えるなど、負担を軽減する工夫をするといいかもしれません。
ヒートポンプやモーターの寿命を延ばすためには、使い方の見直しも重要なメンテナンスです。
④修理前にできる簡単チェック
修理依頼をする前に、自分で確認できるポイントがあります。
まず、乾燥フィルターや排水フィルターの掃除を徹底的に行いましょう。
次に、乾燥経路にホコリが詰まっていないかブラシで確認します。
それでも改善しない場合は、公式サイトの診断フォームを利用して症状を入力し、修理が必要かを確認します。
今回の私のように、内部部品(ヒートポンプ)の故障は自分では直せませんが、簡単な掃除で解決するケースもあるため、まずはチェックをおすすめします。
まとめ|パナソニック ドラム式洗濯機の故障修理依頼と予防策
パナソニック ドラム式洗濯機の修理依頼は、公式サイトから型番と症状を入力するだけで簡単に進められます。
診断結果が「修理必要」と出た場合は、そのまま見積もりと日程調整が可能です。
今回の私のケースでは、ヒートポンプ故障で修理費は5万円。毎日乾燥まで使う生活習慣が寿命を早めていました。
予防策としては、月1回の洗濯槽洗浄、乾燥後のフィルター掃除、使用頻度の見直しが効果的です。
また、乾燥経路や排水フィルターの掃除には専用ブラシを使うことで、目詰まり防止と長寿命化につながります。